宅建と行政書士のダブルライセンスを目指す人は少なくありません。
そこで今回は、宅建と行政書士に関する下記のような疑問に答えていきます。
- 行政書士と宅建を7項目で比較
- どっちがおすすめ?
- ダブル受験はおすすめできない(例外あり)
- ダブル取得のメリット・デメリット
- どの順番で取得するべきか
この記事を読めば「宅建と行政書士の違い」をサクッと理解することができますよ!
難易度・費用・受験資格・試験内容を7項目で比較
行政書士 | 宅建 | |
受験資格 | 誰でも受験可能 | 誰でも受験可能 |
合格率 | 10%前後 | 15%前後 |
問題数 | 60問 | 50問 |
出題形式 | 5肢択一・多肢選択・記述 | 4肢択一 |
合格基準点 | 180/300 | 35/50 ※1 |
制限時間 | 180分 | 120分 |
出題科目 |
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※1宅建は相対評価なので、合格点は変動します。
上記の表を見てわかる通り、試験の難易度は行政書士の方が難しいと言えそうです。
唯一、合格基準点は「行政書士が6割」「宅建が7割」と宅建の方が厳しい設定になっています。
費用を比較 ▼
行政書士 | 宅建 | |
受験手数料 | 7,000円 | 7,000円 |
通信講座 | 189,000円 |
結論:
- 行政書士の方が難易度が高い
- 費用も高い
- 受験資格は、両方「誰でも受験可能」
![](https://gyosei-shikaku.com/wp-content/uploads/2020/07/03038318c45c77de108c03b97206c708-320x180.jpg)
行政書士と宅建どっちがおすすめ?
結論からいうと宅建がおすすめです、理由は下記のとおり。
宅建がおすすめな理由
- 合格しやすい
- 需要が高い
- 高収入を狙える
不動産系の仕事では宅建を持っていると重宝されます。資格手当てとして数万円支給されるところも多いです。
宅建士が重宝される理由としては、宅建業者に宅建士の必置義務があるからです。
一方で行政書士は、求人が少なく、独立開業するのでないかぎり活かせる場は少ないのが現状です。
結論:強いて言えば宅建。将来自分がなりたい方を選ぶのがベスト。
ダブル受験がおすすめできない理由。こんな人にはおすすめ
よほど勉強に自信がある人でないかぎり、ダブル受験はおすすめしません。
行政書士と宅建は試験日が近いため、同時並行で試験勉強を進める必要があります。
内容がゴチャ混ぜになってしまい、下手すると両方不合格という最悪の事態も考えられます。
結論:基本的にダブル受験はおすすめしない。
ダブル受験はこんな人におすすめ
- 勉強に自信がある
- ガッツリ勉強時間を確保できる
ダブル取得メリット・デメリット
メリットは正直ほぼないと思われます。
メリット
- 1科目被っている(民法)
デメリット
- 1つ受験するよりも難易度が高い
- 2つとも不合格になる可能性がある
①宅建→②行政書士の順番がおすすめ
「宅建と行政書士はどちらを先にとるべきか…」という問題ですが、
①宅建→②行政書士の順番がおすすめです。
理由としてはシンプルに宅建の方が簡単だから。
いきなり行政書士を受験するのは、想像よりハードです。宅建で民法を学んでおけば、勉強しないといけない科目が1つ減るのでスタートが楽になります。
結論:①宅建→②行政書士の順番がおすすめ
行政書士と宅建を7項目で徹底比較! まとめ
ここまで行政書士と宅建を比較してきましたが、最終的には「将来自分がなりたい方」を受験しましょう。