行政書士受験生なら文章理解が苦手だと「一般知識で足切りになってしまうんじゃないか」と不安になりますよね。
実は、この記事を執筆している僕も文章理解が壊滅的に苦手でした。だからあなたの不安な気持ちが痛いほど分かります。
そこで今回は「文章理解が苦手な人でも2問正解できるようになる」というコンセプトで記事を書きました。
文章理解が苦手な人はこの記事を読んで、スラスラ解けるようにしましょう。
ちなみに本記事は、僕が受験生時代に有料講座で学んだ知識をベースにしています。一読の価値はありますよ。
文章理解のやってはいけない勉強法
文章理解の対策として、やってはいけない勉強法は下記の2つ。
- 読書で読解力を鍛える
- 過去問を解くだけ
簡単に理由を解説していきますね。
NGな勉強法①:読書をする
ちょっとまって下さい!文章理解の苦手を克服するために読書をするのは危険です。
読書をおすすめしない理由は下記の2点です。
- 時間が掛かりすぎること
- 読書しても問題は解けないこと
まず前提として、本を1冊や2冊読んだところで、文章理解が解けるようにはなりません。
その理由は、文章理解を解くのに必要なのは「読解力」ではなく「文法の知識」だからです。
文法知識は、意識しないと身に付かないので、ただ読書をしても無意味です。
文法知識といっても、行政書士試験の文章理解を解くだけなら、難しい知識は必要ありません。
簡単なテクニックを知っていれば、文章理解が苦手な人でも、スラスラ解くことができるようになります。
テクニックについては、後ほど詳しく解説します。
NGな勉強法②:漠然と過去問を解く
残念ながら過去問を解きまくっても、文章理解の苦手は克服できません。
「どうすれば解けるのか」を理解しなければ過去問を解きまくっても時間の無駄になってしまいます。
じゃあどういう勉強をすればいいのかというと、過去問を解きまくる前に、問題の解き方を学びましょう。
次から、いよいよ本題です。
文章理解の対策(解き方のコツ)
文章理解は下記の4種類に分類することができます。文章整序と空欄補充は簡単なので、確実にとりたいところです。
文章理解の種類
- 文章整序:いわゆる「並び変え問題」
- 空欄補充:いわゆる「穴埋め問題」
- 要旨把握:
出題パターンごとに使えるテクニックを紹介していきます。しっかり覚えて過去問で練習してみて下さい。
①:文章整序
文章整序で使えるテクニックとしては下記を意識するとよいです。
- 指示語に注目
- 接続詞に注目
指示語に注目
例えば、次のような文章、「その」という指示語に注目してみましょう。
- 受験生は、合格に対する執念が強い
- その執念は・・・
「その執念」とは、どの執念でしょうか。「合格に対する執念」ですよね。
つまり「その○○」ときたら、○○は指示語である「その」より前に登場しているのです。
説明のため、簡単な文章にしていますが、難しい文章でも同じことができます。
過去問で試してみましょう。
接続詞に注目
接続詞には「順接」と「逆接」がありますが、逆接に注目すると問題を解きやすくなります。
逆接とは次のような意味を持ちます。
前の文脈と相反する事柄として、後の文脈を導く。
出典:Wikipedia
これだと難しいと思うので具体例を見てみましょう。接続詞(逆接)の具体例は次のとおり。
逆接
- しかし
- けれど
- ただ
- だが
- だけど
- ところが
前の文章と、後の文章の意味が逆になるときに使われます。
- 日本の自動車は右側ハンドルだ、
- ところが、アメリカでは左側ハンドルが主流です。
例文のセンスが無くて申し訳ないのですが、こんな感じです。
②:空欄補充
空欄補充のコツは下記
- 空欄の前後だけ読む
- 分かるところから埋める
空欄の前後だけ読む
空欄補充は、全文読まずとも空欄の前後を読めば解ける問題が多いです。
分かるところから埋める
空欄補充は順番に拘らず、解けそうなところから解きましょう。わからない箇所があっても、他を埋めることで選択肢が縛られると、ときやすくなります。
③:要旨把握
現在作成中
文章理解のおすすめ問題集
公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 3 文章理解
僕が調べた限り、行政書士用の文章理解の問題集というのは販売されていません。こちらは公務員用の問題集ですが、内容は行政書士試験で出題される文章理解と変わりありません。
行政書士の過去問に比べて問題数が豊富なので、文章理解が苦手な人や、たくさん練習したい人におすすめ。
実際、僕が受験生だったときにも、これを使用していました。(当時は「過去問クイックマスター」というタイトルでしたが。)
文章理解のおすすめ講座
作成中
まとめ
文章理解が苦手な人は、漫然と読書や過去問をしていても、問題が解けるようにはなりません。
問題の解き方(テクニック)を覚えて、それを過去問や問題集で実践しましょう。
「過去問は一通りやったから、なんとなく答えを覚えてしまった。」と言う人は、問題集を購入して新しい問題に挑戦しましょう。
問題集でも、テクニックが紹介されていたりするので一石二鳥です。
文章理解で2問正解できるようになれば「足切りで不合格になってしまうんじゃないか」という不安から一気に開放されます。
頑張ってテクニックを学んでみて下さいね。
まずは問題集を購入して、1日1問を解くところから始めてみましょう。