一生懸命に勉強したからこそ、このように落ち込んでしまうものですよね。そこで今回は、行政書士試験に受からない人の5つの共通点と改善案を考えてみました。
この記事に書いてある5つの共通点に当てはまっているものを修正すれば合格できる可能性は格段に上がりますよ。
共通点①:ネットの情報に振り回される
SNSや掲示板、ウェブサイトなどで「行政書士は簡単」という投稿を見ることがありますが、鵜呑みにしてはいけません。
冷静に考えれば合格率10%の試験が簡単なわけがないですよね。
年収に例えると、上位10%は580万円以上。月収にすると約50万円。こんな人あまりいないよな・・・
合格者の声は目立つので、目にする機会が多く、不合格者の声は目にすることが少ないだけです。
決して簡単ではありません。
【イメージ】100人の試験会場での合格者の割合はこんな感じ↓
![合格率](https://gyosei-shikaku.com/wp-content/uploads/2020/05/76051e5884fefc6ea24ea39a5860929f-300x285.png)
○・・・合格者
●・・・不合格者
自分の席の周りはほとんど不合格。
現実はかなり厳しいですね。
ネットの情報に振り回されて、勉強の手を抜かないようにしましょう。
共通点②:勉強時間が足りてない
合格に必要な勉強時間は初学者であれば約800時間です。そこから逆算して、1日のあたりの勉強時間を考える必要があります。
「そもそも勉強時間が足りていない」という人は、もっと勉強時間を増やす必要があります。
共通点③:ダメな教材を使っている
こんな人は使っている教材に原因があるかもしれません。
テキストは正直どれでも構いませんが、過去問は最低10年分のものを使いましょう。
5年分では網羅性に欠けます。
個人的には「合格革命 行政書士 肢別過去問集 2022年度」がおすすめ。
昭和63年〜の古い問題まで収録されています。
僕は、この合格革命の過去問を使用して1発合格できました。
共通点④:法改正に対応できていない
過去問だけやっている独学者は合格できません。
法改正も勉強する必要があります。改正点は過去問に掲載されていないからです。また、改正点は本試験で狙われやすいです。
独学者ができる対策としては、「市販模試」を利用するか「資格予備校の単発講義」を受講するのがおすすめ。
市販模試には、改正点が掲載されていることが多いです。値段も2,000円くらいなのでコストを抑えたい人におすすめ。
その他に、資格予備校の改正点だけに絞った単発講義がおすすめ。スマホで見れたり、改正点がまとめられたレジュメが貰えたりします。
共通点⑤:全科目をムラなく勉強しようとする
「全科目をムラなく勉強する」は効率が悪いです。
行政書士試験は、重要な科目と捨てるべき科目がハッキリしています。
捨てるべき科目は下記のとおり。
- 一般知識の「政治・経済・社会」
- 会社法
重要な科目は下記の3科目
- 憲法
- 民法
- 行政法
ここでは捨てるべき科目について解説します。
捨てるべき科目:政治・経済・社会
「政治・経済・社会」を捨てるべき理由としては、範囲が広範でどこが出題されるか予測が難しいからです。
行政法で1問とるのと、「政治・経済・社会」で1問とるのとでは難易度がまるで違います。
行政法で1問とる方が圧倒的に簡単です。
一般知識の足切りが気になるのであれば「情報通信・個人情報保護」と「文章理解」に時間を使いましょう。
それらは、勉強すれば点数に結びつきやすいです。
難問も簡単な問題も同じ4点!まずは簡単な問題を完璧にしよう!
捨てるべき科目:会社法
会社法については「余裕がない人は捨ててもOK」という感じです。
会社法を捨てた方がいい理由も「政治・経済・社会」と同じ。
出題範囲に対して問題数が少なく、コスパが悪いからです。
ただし「政治・経済・社会」ほどコスパは悪くないので、基礎知識と頻出問題だけは抑えておくのがおすすめ。
まとめ
最後に5つのポイントを復習しておきましょう。
行政書士試験に受からない人の5つの共通点↓
- ネットの情報に振り回される
- 勉強時間が足りていない
- ダメな教材を使っている
- 法改正に対応できていない
- 全科目をムラなく勉強しようとする
当てはまる項目があった人は、軌道修正することで確実に合格に近付きます!