- そもそも足切りってなに?
- 行政書士試験の足切りは何点?
- 足切りで不合格になるのが怖いから対策を知りたい。
このような疑問にお答えします。
行政書士試験における足切りとは「合格点とは別に設定されている、科目ごとの基準点を下回ると不合格になること」です。
行政書士試験における足切りラインは下記のとおり。(赤字部分)
- 法令科目•••50%(122点/244点)
- 一般知識•••40%(24点/56点)
- 試験全体•••60%(180点/300点)
①が原因で不合格になる人は、まずいないので気にしなくてもOKです。
③は合格基準点なので、180点未満なら足切りというよりも単純に不合格です。
注意すべきは「②一般知識」です。
本記事では、一般知識での足切りを回避するための具体的な対処法を3つ紹介します。
この記事を最後まで読んで実践することで、足切りの恐怖から開放されますよ。
それでは前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
行政書士試験の足切り対策3つ
![対策](https://gyosei-shikaku.com/wp-content/uploads/2020/06/e6d0c1308a04145a531f8130ad0493bc-1024x576.jpg)
行政書士試験における足切り対策のお品書きは下記のとおり。
- 政治・経済・社会は捨てるべし
- 情報通信・個人情報保護は過去問+条文でOK
- 文章理解はテクニックで全問正解できる
行政書士試験の一般知識は、全部で14問出題されます。内訳は下記のとおり。
政治・経済・社会 | 7問 |
---|---|
情報通信・個人情報保護 | 4問 |
文章理解 | 3問 |
正解数が6問未満の場合に足切り対象となってしまいます。
「合計で180点を超えてるのに、足切りで不合格になってしまった・・・。」みたいなことになりたくないですよね。
足切りされないためには、全問正解を目指すのではなく、確実に6問を死守する勉強をしましょう。
得点目標としては、政治経済社会で1問、情報分野で3問、文章理解で2問を目安にするとよいです。
①:「政治・経済・社会」は捨てるべし
行政書士試験における「政治・経済・社会」は、試験範囲が無限に広い。
これは僕だけが考えていることではなく、行政書士試験のレジェンド講師である、横溝慎一郎先生もブログで下記のように発言しています。
「政治経済社会」は、範囲が広い上に、何がでるかの予想は非常に難しい。
去年のように好き勝手な出題をされてしまうと、その分野が好きな人に有利な問題になる。
それが「雑学クイズ」なら仕方ないですが、試験問題となると微妙ですね。
出題予測が難しいということは、見方を変えれば対策が難しいということでもあります。
そこで僕は、「政治・経済・社会」を捨てることをおすすめします。
理由としては、勉強しても勉強しなくても、ほぼ点数に影響しないからです。
具体的には下記のような感じです。
試験範囲が広すぎる→出題予測が難しい→頑張って出題予測をする→予測が当たらない→勉強しても、勉強しなくても結果は同じ
上記のように「政治・経済・社会」の勉強は、ほとんどの場合で無駄になるので、やはり捨てるべきです。
そしてその分、安定して点数を稼ぐことができる「情報通信・個人情報保護」と「文章理解」を勉強しましょう。
「政治・経済・社会」は範囲が広く、出題予想が難しい。そのため勉強しても点数に結びつきにくいので、思いきって捨てるのがおすすめ。
②:情報通信・個人情報保護
「政治・経済・社会」とは対照的に、出題範囲を予測しやすいのが特徴です。
情報分野の対策としては、過去問と、その周辺知識を条文で抑えておけばOK。
例年1問~2問ほど出題される情報通信用語だけは山当ての要素が強いです。過去問や条文では対応しきれないので、各予備校がホンキで出題予想している模試で出題されたものを復習しておくのがおすすめ。
基本的には過去問と条文学習だけでOKです。情報通信用語は、模試で出題されたものを復習しておきましょう。
③:文章理解はテクニックで全問正解できる
文章理解は全部で3問出題されますが、最低2問は死守しましょう。
読解力に自信がないという人も心配しなくて大丈夫です。
行政書士試験の文章理解を解くのに読解力を使わずとも、テクニックで解くことができます。
テクニックの中身まで解説すると、かなり長くなるの詳細は「行政書士「文章理解が苦手でも2問正解できるようになる勉強方法」」で見て下さい。
文章理解はコツを掴めば安定した得点源にすることができます。
まとめ
足切りについて理解は深まったでしょうか。足切りで落ちてしまうようなことがあれば悔みきれないですよね。
足切りラインを確実に突破するためにも、ぜひ本記事で紹介した対策を実践してみて下さい。