この記事で解決する悩み
- 行政法がいまいち理解できない…
- 行政法が苦手だから克服したい…
- 行政法の効率的な勉強法が知りたい…
行政法は言うまでもなく、行政書士試験における最重要科目です。そのことは出題数や配点を見てもわかります。
メイン科目の出題傾向
憲法 | 民法 | 行政法 | |
5肢択一式 | 5 | 9 | 19 |
多肢選択式 | 1 | 0 | 2 |
記述式 | 0 | 2 | 1 |
合計(配点) | 6
(28点) |
11 (76点) |
22(122点) |
行政法は、上記表のとおり300点中122点を占めるメイン科目です。本来なら行政法は得点しやすい科目なので、必ず苦手克服しておきたいところです。
行政法が苦手でも落ち込まなくて大丈夫です。
正しい勉強法を身につければ、誰でも高得点が狙える科目だからです。
この記事を読めば、行政法を得意科目にして得点源にすることができますよ。
行政書士試験における行政法とは
メイン科目の出題傾向
憲法 | 民法 | 行政法 | |
5肢択一式 | 5 | 9 | 19 |
多肢選択式 | 1 | 0 | 2 |
記述式 | 0 | 2 | 1 |
合計(配点) | 6(28点) | 11(76点) | 22(122点) |
行政法はメイン科目であり最重要科目です。そして一番攻略しやすい科目でもあります。
行政法は、学校の科目で例えるなら「社会」。
暗記すればするほど、点数を伸ばすことができるのが特徴です。
ちなみに、行政法という法律はありません。
行政法は下記で構成されています
- 行政法総論
- 行政手続法
- 行政不服審査法
- 行政事件訴訟法
- 国家賠償法
- 地方自治法
この記事では、上記を1つずつ解説はしていません。
行政法全体に通じる攻略法に絞っています。
行政法の攻略法
行政法の苦手克服に一番効果的なのは「過去問の暗記」です。
裏技のようなものは存在しません、地道に過去問を解くしかありません。
しかし、闇雲に過去問を解くのは効率が悪いので過去問学習の質をアップさせる勉強法をご紹介します。
わからない問題は、悩まずに答えをみる
学習の初期段階であれば、答えがわからない問題はたくさんあると思います。
そんな時は、すぐに解説を読んでしまいましょう。
覚えていない問題はいくら悩んでも解けませんし、悩むことにメリットはなく、時間の無駄です。
それにストレスも溜まってしまいますよね。
「この問題はわからないな…」と思ったら、悩まずに解説をサラッと読んで次の問題にいきましょう。
「問題を解く」というよりも、「問題と解説を読む」というイメージです。
過去問は最低でも5周する
過去問は最低でも5周することをおすすめします。
5周すれば、ほとんどの問題が解けるようになってくるからです。
普通の人は過去問を1周や2周した程度では、ほとんど暗記できていないはずです。
過去問を5周未満の人たちは、あなたのライバルにすらなりません。
![合格革命](https://gyosei-shikaku.com/wp-content/uploads/2020/06/6a517e50bdf039fb1b3141800f347a50-320x180.jpg)
過去問は「年度別ではなく分野別」を使う
過去問には、「年度別」と「分野別」があります。
もし手元にある過去問が「年度別」であれば「分野別」に買い替えを検討することをおすすめします。
学習効率が「年度別」<「分野別」だからです。
同じ分野の問題を続けて解くことで、出題の傾向が掴めたり問題を解くコツも掴めたりします。
いままで年度別を使用していた人は、年度別に買い替えることで過去問学習の効率をアップしますよ。
![合格革命](https://gyosei-shikaku.com/wp-content/uploads/2020/06/6a517e50bdf039fb1b3141800f347a50-320x180.jpg)
後半は、苦手な問題にフォーカスする
過去問を、最初から最後まで満遍なく解いている人は多いです。
学習の序盤であれば満遍なく解いても問題ないのですが、試験直前期は苦手分野にしぼった学習を心がけましょう。
理解できている問題を解きたくなる気持ちはわかりますが、理解できていない問題を解かなければ点数アップには繋がらないからです。
具体的には、学習序盤〜中盤でわからなかった問題にチェックマークを付けておきます。
チェックマークが多く付いている問題があなたの弱点なので、試験直前期はチェックマークがついている問題だけを解きましょう。
ただし、理解できている問題でも期間を空けると忘れてしまいます。
最終的には満遍なく全ての問題を解く必要があります。
条文素読で学習効率を最大化する
行政法は最終的には条文を暗記する必要があります。
行政法の問題が、条文と判例をベースに作られているからです。
過去問をくりかえし解いていると、条文を少しずつ覚えてくると思います。
そして試験直前期は、行政法の条文ほとんど全部を、なんとなく覚えている状態になると思います。
過去問10年分で、行政法の条文がほぼ網羅できているからです。
そこで、最終的には過去問ではなく条文素読をしてみましょう。
行政法の問題は長文であることが多いです。1問解くのに3分はかかってしまうと思います。
条文素読であれば1条あたり1分程度でできます。しかも過去問に載っていない条文まで、満遍なく網羅できるメリットがあります。
注意点として、理解がすすんでいない学習前半では条文素読はしない方がいいです。
行政法の攻略 まとめ
メイン科目である行政法が攻略できなければ、合格するのは厳しいです。
苦手なのであれば、かならず苦手を克服する必要があります。
点数をアップさせるには、過去問や条文を暗記するのが効果的です。
暗記作業は大変だと思いますが、行政法は暗記科目なので暗記を避けては通れません。
試験本番までには、行政法を得点源にできるよう準備しておきましょう。